【10万円以下で買える動画編集用パソコン】3つのポイントを覚えればOK!動画編集に必要なパソコンの選び方

動画編集を始める時に必要なのが、パソコン。

クリエイターといえばMac!なんてイメージがありますが、Windowsでもいいし、安いパソコンでも全然大丈夫です。

でも、どのパソコンでもいいっていうわけでもないので、購入の際には注意が必要。

この記事では、動画編集に最適なパソコンの選び方について解説します!

目次

動画編集に使うパソコンを選ぶ時の3つポイント

  • CPU…icore i5、ryzen5以上
  • メモリ…16GB以上
  • ストレージ…1TB以上

CPU…core i5、ryzen5以上

CPUとは、パソコンの頭脳と呼ばれる部品で、処理速度に影響します。intelとAMDが代表的なメーカーで、数字が大きくなる程、重いデータもサクサク処理ができます。

じゃあ、大きければ大きいほど良いのかと言うと、そうでもありません。

まず、金額が高くなります。intel core i5やADM ryazen5は10万円前後でパソコンが買えますが、core i7やryazen7になると、20万円前後に上がります。

core i7、ryzen7以降は、4k以上の動画編集には必要ですが、youtubeやSNSに利用されるフルHD動画なら、core i5、ryzen5で十分編集可能なので、7以降はオーバースペックになります。

また、CPUには「世代」があり、開発された時期を示しています。世代は新しい方が性能が高くなりますが、価格も高い!

動画編集に使うPCの目安としては、intel第6世代以降、ryzenが第1世代以降が最低条件となり、公式推奨されているのはintel第11世代以降、ryzen第3世代以降となってます。

参照:Premiere Proの必要システム構成

CPUのコア数は6以上を選ぶ

コア数は大きいほど、同時に処理できるデータ量が増えて高速になります。動画編集の目安では6コア以上あると良いとされています。(コア数が多いと価格も高くなります。)

メモリ…16GB以上

メモリとは、データを一時的に保管しておく場所です。似た様な機能にストレージがありますが、ストレージは長期間に渡って保存する「倉庫」であるのに対して、メモリはすぐにアクセス出来る「作業場」のような感じです。

「8GBあれば動画編集は出来る」という意見もあるけど、私の実感では16GBはないと動画編集ができません。

私は前に8GBのMacを使っていましたが、動画編集を始めてから、起動が遅くなってしまい、(10分かかる)作業に支障をきたしたので買い替えました。

メモリがギリギリだと、動きが遅くなったり固まりやすくなるし、複数のソフトウェアを立ち上げられないから、作業しづらいです。

下にメモリの容量と動画のサイズ一覧表を載せたので参考にしてみて下さい。

8GBかろうじてフルHDの動画編集が出来る。
作り終えたらその都度ストレージに保存しないと容量がすぐいっぱいになる
16GBフルHDは問題なく編集できる。4K動画も長尺でなければ編集可能。
4K長尺だったり、同時に複数のアプリを立ち上げると動作は重くなる。
すぐにストレージに移動しなくてもPC内に多少のデータは置ける。
※私も16GBです。
32GB長尺の4K動画など、容量の大きいサイズの動画を編集できる。
フルHDでも、数時間の長尺はこの位の容量があった方が安心。サクサク動く。
64GB8Kの大容量の動画も長尺でなければ編集可能。
長尺の場合は128GBあると安心。

動画編集では、編集ソフト以外に、ブラウザやAfter effectsなど、複数のアプリケーションを同時に立ち上げながら作業を行います。

8GBの場合、編集ソフトしか立ち上げられません。長尺の重い動画だったら、処理速度がかなり遅くなり、仕事にならなくなります。

ストレージ…内蔵ディスクは512GB以上、外付ディスクは1TB以上

ストレージは、上にも書いた様にデータを保存しておく「倉庫」みたいななもの。

ストレージには、HDD(ハードディスク)とSSDとがあり、処理速度に違いがあります。

HDDSSD
【デメリット】
高速回転する時に駆動音と発熱がある。
衝撃に弱い。
動作が遅い。
【デメリット】
自然放電によるデータ消失がある為、
長期間の保存には向かない。
価格が高い
【メリット】
記憶できる容量が多く、価格が安い
【メリット】
小型で軽量、衝撃に強く持ち運びしやすい。
騒音がしない。
動作が速く、消費電力が少ない。
寿命3〜4年寿命5〜10年

SSDは、半導体メモリに直接データを読み書きしているので、高速回転させてデータの読み書きをするHDDより、スピードが速く、パソコンを起動した時の立ち上がりが速いです。

現在売られているパソコンの多くは、SSDが主流だと思いますが、中古パソコンでHDDのものがあるかもしれないので、チェックして内臓ディスクは必ずSSDのものを選びましょう。

容量の大きさは、最近ではSSDでも1TBあると安心。(4K動画なら2TB)

ちなみに私は、内蔵ディスクはSSDで500GBですが、すぐいっぱいになるので内臓ディスクを外付けSSD2TBのものに設定しています。

さらに、バックアップ用に外付けSSDの2TBも使用しています。

数時間に渡る長尺の元動画を保存しているせいか、内臓ディスクはすでに1TB使用している状態なので、2TBのものを買って良かったと思います。

耐久性は3年経った現在でも問題なく使えています。HDDを使用していた頃は、2〜3年で異音がしたり、動作が悪くなっていたので、SSDにして良かった!

価格はHDDの時は、1TB1万円くらいで買えたけど、SSDは2TBで3万円弱でした。現在はもうちょっと安くなっています↓

その他気をつけること

上の3つを押さえていればモウマンタイ(無問題)ですが、あとは画面サイズが大きいパソコンを選んだ方が編集がしやすいです。

私はデスクトップの24インチを使っています!

でも、デスクトップは持ち運び出来ないし、誰にでもオススメできるものじゃないので、自分の生活スタイルにあったサイズを選んでください。

ノートパソコンの場合、小さすぎると作業に支障をきたすので、最低でも15インチ以上のサイズを選んでください。

動画編集に使うパソコンメーカーの選び方

価格を抑えるならwindowsが1番ですし、スペックや操作の快適性を求めるならMacがおすすめです。

windowsとMacの違い

windowsのメリット

価格が安くてコスパ最高。中古だと3万円程度で動画編集用のPCが買える。

windows向けソフトウェアが多い。

全体的にwinユーザーが多いので、顧客とのファイルのやり取りをする際に、文字化けなどのトラブルが少ない。

Macのメリット

ユーザーインターフェースが抜群に優れていて、ストレスを感じにくい。

高解像度・高画質の画像処理がスムーズ

それ故にエンジニアや、デザイナー、編集者など、クリエイターのユーザーが多い。ビジュアルが美しい。

私は両方使ってますが、windowsはMacと比べて、キーボードタッチがやりづらいし、トラックパッドが使いづらいと感じます。

他にも、windowsは些細な動作の違いにストレスを感じるので、編集作業にはMacしか使いません

あと、Macにはグラフィックボードが搭載されているから、4K以上の動画を編集するならMacがいいでしょう。

ちょっと専門的な話ですが、Mac(intel)とwindows(AMD)の大きな違いは、ソフトウェア以外にグラフィックボードの有無にあります。

グラフィックボードとは、画像や映像の処理を担う半導体チップのこと。MacのCPUには搭載されていますが、windowsでAMDのCPUを使っているパソコンにはグラフィックボードはなく、CPUだけで処理しています。

グラフィックボードが搭載されているパソコンは、同時に多数の処理を実行できるので、重い高解像度のデータも高速に動かすことが出来ます。

本気で「動画編集で食ってくぞ!」と意気込むなら、個人的にはMacをおすすめします

ストレスのない状態が仕事をする上で、1番大事だと思うからです。

でも、「Macは高いからどうしよう」と悩むくらいなら、windowsで安めのをサクッと買った方がいいと思います。それでやっぱり使いにくかったら買い換えればいいですしね。Macは6年前の中古でも10万くらいしますから。

ちなみに、Macでもwindowsでも古すぎる発売時期のものは、動作しないソフトウェアが多いので大変危険!

windows10以降、Macなら Monterey以降のパソコンを選ぶようにしてください

動画編集に使うパソコンの費用相場

YouTube編集向け4Kの動画編集向け
スペック例windows11
メモリ16GB
SSD512GB
Ryzen 5
core i5
Mac
メモリ16GB
SSD512GB
core i5
windows11
メモリ32GB
SSD1TB
Ryzen 7
core i7
最安値中古ノートPCなら3万円くらい中古ノートPCなら5万円くらい中古ノートPCなら7万〜8万円くらい

最安値のPCは5年かそれ以上経過しているものが多く、バッテリーの劣化が気になるところ。コンセントに繋いでないと1時間くらいしか持たないものもあります。

windowsの新品と中古の価格比較

相場スペック
新品ASUS、DELLは9万円程度
レノボは10万〜15万円程度
日本メーカーは15万〜20万円程度
14〜16型
Ryzen 5〜7
intel core i5〜7
メモリ16GB
SSD 512GB
中古5年前の型で3万〜5万円
1年以内でもSERYUBなら8万円程度
日本メーカーは12万円〜17万円程度
15〜16型 
windows11
Ryzen 5〜7
intel core i5〜7
メモリ16GB
SSD512GB

windowsの相場感は、発売から5年以上経つと5万円以下のものが増えて、2〜3年前だと10万円前後の価格で売られています。

価格が安いのが台湾メーカーのASUS。ASUS M1603QA-MBR5165WBYは、税込89,800円で新品購入できます。(2024年1月10日現在ヨドバシ.com価格)

台湾のASUSと韓国のDELLは比較的安くて10万円以下で買えます。Dynabookや富士通、NECなど、日本のメーカーだと15万円〜20万弱くらいに上がります。

Macの新品と中古の価格比較

新品中古
15インチMacBook Air
税込254,800円

(2024年1月9日現在)
13インチMacBook Pro
8万〜10万円台前半
M2チップ
メモリ16GB
SSD512GB
 Core i5
メモリ16GB
SSD512GB

Macのノートパソコンは、3年前の型で10万〜10万円台前半で購入出来ます。

2023年から15インチが発売されたので、それ以前のノートPCは13インチと画面が小さいのが残念なところ。

10年くらい前だと最安値の5万円ほどで買えますが、10年も違うとUSBポートの仕様が違うし、入れられないソフトウェアもあるしで、「うあああ〜!なんて使いづらいの!」となると思います。だからオススメできません。

中古なら、せいぜい3年か、古くても5年くらい前までがギリギリだと思います。

デスクトップの方が安いので、持ち歩く予定のない人は、大きいデスクトップがオススメ!って言おうと思っていたのですが、現在iMacは値上がりしており、ノートPCと同じくらいの価格になってしまいました。2021年に買った時は10万円台で買えたのに…。

おすすめなのは、家電量販店に行って、実際に触ってみて使い勝手を確認してから買うことです。

でも、量販店で買うと高いからネットで買った方がいいですけどね。(1番嫌な客。笑)

私は昔、海外メーカーのパソコンを買ってカスタマーセンターの対応が最悪だったから、それ以来日本製を買う様にしています。

YouTubeの動画編集にオススメのパソコン

Windows

Amazonと楽天で調べてみたところ、激安価格だと3万切るものもありましたが、やっぱりバッテリーがもたないのと、不具合が多いので、あまりオススメできません。

3年くらい前の中古なら10万円くらいで売っているので、その辺りがオススメです。

以下のNECパソコンは、たまにセールで10万以下で売ってるし、スペックも良いのでおすすめです↓

その他のパソコンは、以下のリンクから探してみて下さい↓安い順に表示されます。

4kの動画編集にオススメのパソコン

windows

楽天で検索したところ、マウスコンピューターがスペックの割にお値段が抑えられていました↓

その他のパソコンは、以下のリンクから探してみて下さい↓

4Kの動画編集に対応できるパソコンの検索結果が安い順に表示されます。(中には違うのもたまにあるから確認はしてください。)

4K動画かつ長尺はとにかく重い!ので、サクサク動くことが第一条件です。メモリーは16GBでも使えることは使えるけど、動作が遅くなるとストレス度MAXになるから、ケチらず32GBを買うことをおすすめします。

中古はあまりに安いとバッテリーの消耗や動作不良が怖いので、15万円くらいを目安に購入したらいいんじゃないかなと思います。

動画編集に必要なパソコンの選び方簡単なまとめ

YouTubeやSNSなどフルHD動画の編集なら↓

CPU第6世代以降のcore i5かryzen5以上、メモリ16GB、SSD512GB以上。

4kの動画を編集するなら↓

CPU第6世代以降のcore i7かryzen7以上、メモリ32GB、SSD1TB以上。

ポイント

中古は3年〜5年前まで。それ以降はバッテリーが劣化していたり、動作不良を起こしやすい。

画面サイズは15インチ以上のサイズを選ぶこと!

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